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動悸や息苦しさなどが発作的に出現

身体面には異常がないのに、動悸や息苦しさなど様々な身体症状が発作的に出現する。

症状について

不安を伴いながら突然出現する身体症状には、胸痛、めまい、吐き気、窒息感など様々なものが含まれ、繰り返し出現しますが短時間で治まります。

診断と治療について

可能なら一度は内科などで身体症状について調べてもらいましょう。通常の診療を内科など身体科でしてもらい、発作の原因となる明らかな身体的な原因が見つからない場合は精神科を受診してみましょう。その際、身体科からの紹介状があると役立ちます。
なお救急外来の頻回の受診や、自分の症状についてネットで調べ過ぎるなどして大病院の頻回受診は、不安発作を増悪させてしまいます。

精神科では、どのような発作がどのような状況で、どれくらいの頻度で生じるのかお話しください。発作の誘因となる苦手な状況やストレス因子を整理してみましょう。発作の種類によっては、苦手な状況に少しずつ慣れる練習を行うことがあります。
一方、発作をゼロにすることは目指さず、発作が生じたときの適切な対応法を身に着けること目指すこともよくあります。発作症状を客観的にとらえるようにする、発作症状に対し不必要に慌てない練習などが含まれます。

症状や経過によっては薬物療法も行われます。内服治療をする場合であっても、先述の慌てない練習など非薬物的アプローチはとても重要です。
内服にあたっては、各薬によって異なる気を付けるべき点について主治医からの説明を理解したうえ、最小限の薬剤を合理的に利用することが大切です。

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