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未来の医療のために、小さな貢献

[2025.02.09]

認知症分野で世界最大の学会であるAlzheimer's Association International Conference (AAIC)の演題の審査を今年も行いました。

 

世界中の研究者、臨床医、企業人が集まり最先端の議論が行われる大変充実した学会です。
影響力が大きい数々の発表がされ、重要な意見交換が行われています。開催地の大統領が、疾患克服のためのビジョンを講演することもあります。

 

私は米国UCLAや大阪大学に在職中には、ほぼ毎回口頭発表をさせていただき、時にはセッションの座長も承りました。
(座長等を務めている日本人は年によっては1名しかおらず、我が国の研究体制に危機感を感じます。)

 

大学を離れた後は、認知症研究へのささやかな貢献として、AAICの演題審査をボランティアで承っています。
2025年も抗体治療薬や血液診断マーカーのさらなる進歩が発表されると思われます。またこれらの成功が刺激となり、全く新しい知見や技術が次々と誕生していくでしょう。

 

世界の最先端の専門家の間で十分吟味された情報については、これらの情報が有益となる患者さんや家族には、当院の外来で情報共有したいと思います。

 

未来のよりよい医療のために、力を合わせていきましょう。

 

AAIC 2014 コペンハーゲンで座長と口演をした時の写真です。
右は共同座長の米国メイヨークリニックのNilufer Taner教授
(Psychiatry Today編集部様より写真提供)

 

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