体調が悪いが内科など身体科では問題が無いと言われた
例えば、おなかの調子が悪く、日常生活や仕事に支障があるが、内科的には問題が見つからなかった。
診断と治療
まずは症状をお話しください。いつころから、どのような状況で、どのくらいの頻度で、どのような症状が出現したのでしょうか。もし内科などからの情報提供書があればそれも役立ちます。
こういった症状は身体症状症(身体表現性障害)といわれる範囲の場合もあれば、非典型的なうつ病が関与していることなどもあり、症状や経過に応じた対応を講じていくことになります。
身体症状への関心が強くなりすぎていたり、身体症状に圧倒されていたりする場合は。時間をかけて症状との付き合い方を話し合っていきます。症状のため必要以上に生活範囲が狭まっている場合は、元に近い生を大切にできないかの相談をします。当初は症状をゼロにすることは目標としません。症状と上手に付き合うことを考えていきます。
補助的役割ですが、薬物治療も役立つことがあります。薬による治療に頼りすぎてはいけません。生活の工夫をしながら、薬の役割をよく理解し、処方医ともよく相談しながら、合理的な治療をしましょう。